
業務の自動化をしたいのですが、n8nのインストール方法がわかりません。お金をかけたくないので無料で使えるようにする方法があったら教えてください。
といった悩みにお答えします。
- n8nとは?基本概要と特徴
- WindowsでDockerを使ったn8nのインストール手順
- MacでDockerを使ったn8nのインストール手順
- n8nのインストールについてよくある質問
✔️ 本記事の信頼性


n8nは、業務の自動化や効率化を実現できる強力なワークフロー自動化ツールです。
とはいえ、「n8nのインストール方法が分からない。」「本当に無料で使う方法なんかあるの?」「インストールできない場合にはどうしたらいいの?」と思っている方は多いのではないでしょうか?
今回は、n8nのインストール方法について、WindowsとMacそれぞれの環境で詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、初心者の方でも30分程度でn8nのインストールを完了させることができ、さらに無料で使うことができるので、お金の心配をせずにすぐに業務の自動化を始められるようになります。
また、インストールが上手くいかないといった問題もあるようですが、本記事ではトラブルシューティングも詳しく解説しているので、上手くいかない方も参考にしてみてください。
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本記事では最も簡単なやり方で、さらに無料で使うことができるようになるインストール方法を紹介しています!
n8nとは?


n8nは、ノーコード・ローコードで業務を自動化できるワークフロー自動化ツールです。
読み方は「エヌエイトエヌ」で、”nodemation”(ノードメーション)という言葉に由来しています。
n8nの特徴
n8nが多くのユーザーに支持されている理由は、以下の5つの特徴にあります。
1. オープンソースで無料利用が可能
n8nは完全なオープンソースソフトウェアです。個人利用であれば無料で全機能を使うことができ、商用利用の場合でもセルフホスト環境なら費用を抑えて運用できます。
2. 400以上のアプリケーション連携
Google Sheets、Slack、Notion、Discord、GitHubなど、ビジネスシーンで使われる主要なツールとの連携が標準で用意されています。2025年現在、その数は400を超えており、今も増え続けています。
3. 視覚的に分かりやすいインターフェース
ワークフローをノード(処理の単位)で視覚的に構築できるため、プログラミングの知識がなくても直感的に操作できます。ドラッグ&ドロップで処理を繋げていくだけで、複雑な自動化フローを作成できます。
4. 柔軟なカスタマイズ性
JavaScriptやPythonでのコード実行にも対応しているため、標準機能では実現できない高度な処理も可能です。初心者はノーコードで始めて、必要に応じてコードを活用するという段階的な学習ができます。
5. セルフホストによるデータ管理
自分のサーバーで運用できるため、機密情報を外部サービスに預ける必要がありません。企業での利用においても、セキュリティポリシーに準拠した運用が可能です。
n8nでできること
n8nを使えば、日常業務の様々なタスクを自動化できます。
- データ収集と整理: Webサイトから情報を定期的に取得してスプレッドシートに保存
- 通知の自動化: 重要なメールが届いたらSlackに通知を送信
- SNS投稿の管理: 複数のSNSに一括で投稿したり、予約投稿を管理
- 顧客対応の効率化: 問い合わせフォームの内容を自動的にCRMツールに登録
- レポート作成: 各種ツールからデータを収集して自動的にレポートを生成
これらの作業を手動で行うと膨大な時間がかかりますが、n8nで一度ワークフローを構築すれば、あとは自動で処理してくれます。
類似ツールとの違い
ワークフロー自動化ツールには、Zapier、Make(旧Integromat)、Power Automateなどがありますが、n8nには独自の強みがあります。
Zapierとの比較
Zapierは使いやすさに優れていますが、無料プランでは実行回数に厳しい制限があります。一方、n8nはセルフホストなら実行回数の制限がなく、コストを気にせず使えます。
Makeとの比較
Makeも視覚的な操作性に優れていますが、料金体系が複雑で、処理量が増えるとコストが上がります。n8nはセルフホストであれば、サーバー費用のみで済みます。
Power Automateとの比較
Power AutomateはMicrosoft製品との連携に強みがありますが、Microsoft 365のエコシステム外での利用には制約があります。n8nはプラットフォームに依存せず、様々なツールと自由に連携できます。
n8nが向いている人
n8nは特に以下のような方におすすめです。
- 業務の効率化に関心がある個人事業主やフリーランス
- 社内の業務プロセスを改善したい企業の担当者
- データのプライバシーを重視する組織
- プログラミングを学びながら自動化を進めたい方
- 既存の自動化ツールのコストに悩んでいる方
n8nをWindowsにインストールする手順(Docker使用)


Windowsでのn8nインストールには、Dockerを使用する方法が最も確実で簡単です。
- Docker Desktopのインストール
- n8nのインストール
- n8nの初期設定
1つずつ解説していきます。
- Windows 10(64bit)以降、またはWindows 11
- メモリ:最低4GB(推奨8GB以上)
- ストレージ:10GB以上の空き容量
- インターネット接続環境
手順➀:Docker Desktopのインストール
まず、Docker Desktopをインストールします。
1-1. Docker Desktopのダウンロード
Docker公式サイト(https://www.docker.com/products/docker-desktop/)にアクセスし、「Download for Windows」ボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードします。
1-2. インストーラーの実行
ダウンロードした「Docker Desktop Installer.exe」をダブルクリックして実行します。
1-3. インストール設定
インストール画面が表示されたら、以下の設定を確認します。
- 「Use WSL 2 instead of Hyper-V」にチェックが入っていることを確認(推奨設定)
- 「Add shortcut to desktop」はお好みでチェック
「OK」をクリックしてインストールを開始します。
1-4. インストール完了と再起動
インストールが完了すると、再起動を求められます。「Close and restart」をクリックして、パソコンを再起動してください。
1-5. Docker Desktopの初回起動
再起動後、Docker Desktopを起動します。初回起動時には利用規約への同意が求められるので、内容を確認して「Accept」をクリックします。
ここに注意 Docker DesktopはWSL 2(Windows Subsystem for Linux 2)を使用します。もしWSL 2が有効になっていない場合、Docker Desktopが自動的に有効化を促すメッセージを表示します。その場合は指示に従ってWSL 2を有効化してください。
手順②:n8nのインストール
Docker Desktopの準備ができたら、いよいよn8nをインストールします。
2-1. コマンドプロンプトまたはPowerShellを開く
Windowsキーを押して「cmd」または「powershell」と入力し、コマンドプロンプトまたはPowerShellを起動します。
2-2. n8nのDockerコンテナを起動
以下のコマンドをコピーして、コマンドプロンプトに貼り付けて実行します。
docker run -it --rm --name n8n -p 5678:5678 -v n8n_data:/home/node/.n8n n8nio/n8n
このコマンドの意味を簡単に説明します。
docker run: Dockerコンテナを実行-it: インタラクティブモードで実行--rm: コンテナ停止時に自動削除--name n8n: コンテナに「n8n」という名前をつける-p 5678:5678: ポート5678を使用-v n8n_data:/home/node/.n8n: データを永続化n8nio/n8n: 使用するDockerイメージ
2-3. 初回起動時のダウンロード
初めて実行する場合、n8nのDockerイメージがダウンロードされます。インターネット速度にもよりますが、通常は1〜3分程度で完了します。
ダウンロードが完了すると、以下のようなメッセージが表示されます。
Editor is now accessible via:
http://localhost:5678/
このメッセージが表示されたら、n8nの起動は成功です。
2-4. ブラウザでn8nにアクセス
Webブラウザ(Chrome、Edge、Firefoxなど)を開き、アドレスバーに以下のURLを入力します。
http://localhost:5678
n8nの初期設定画面が表示されれば、インストールは完了です。
手順③:n8nの初期設定
初めてn8nにアクセスすると、アカウント設定画面が表示されます。
3-1. 管理者アカウントの作成
以下の情報を入力します。
- メールアドレス: ログインに使用するメールアドレス
- 名前: 表示名(本名でなくても構いません)
- パスワード: 8文字以上の安全なパスワード
入力が完了したら「Create account」をクリックします。
3-2. 利用目的の選択(オプション)
n8nの利用目的を選択する画面が表示される場合があります。これはオプションなので、スキップしても問題ありません。
3-3. チュートリアルの確認
初回ログイン時には簡単なチュートリアルが表示されます。n8nの基本的な使い方を学べるので、一通り確認することをおすすめします。
ここに注意 作成した管理者アカウントの情報は必ず安全な場所に保管してください。パスワードを忘れると、コンテナを削除して再作成する必要があります。
n8nを常時起動させる設定(オプション)
上記の方法では、コマンドプロンプトを閉じるとn8nも停止してしまいます。
n8nを常時起動させたい場合は、以下のコマンドを使用します。
docker run -d --restart unless-stopped --name n8n -p 5678:5678 -v n8n_data:/home/node/.n8n n8nio/n8n
このコマンドでは以下が変更されています。
-d: バックグラウンドで実行--restart unless-stopped: パソコン再起動時に自動的にn8nも起動
n8nの停止と再起動
n8nを停止したい場合は、以下のコマンドを実行します。
docker stop n8n
再起動したい場合は、以下のコマンドを実行します。
docker start n8n
トラブルシューティング:Windowsでよくある問題
問題1:「Docker is not running」というエラーが表示される
原因: Docker Desktopが起動していない
解決方法: Docker Desktopを起動してから、再度コマンドを実行してください。
問題2:ポート5678が既に使用されているというエラー
原因: 別のアプリケーションがポート5678を使用している
解決方法: コマンドのポート番号を変更します。例えば8080を使う場合:
docker run -it --rm --name n8n -p 8080:5678 -v n8n_data:/home/node/.n8n n8nio/n8n
この場合、ブラウザではhttp://localhost:8080でアクセスします。
問題3:WSL 2関連のエラーが表示される
原因: WSL 2が正しくインストールされていない
解決方法: PowerShellを管理者権限で開き、以下のコマンドを実行します。
wsl --install
実行後、パソコンを再起動してください。
n8nをMacにインストールする手順(Docker使用)


Macでのn8nのインストールもWindows同様に、超簡単なDockerを使用したインストール方法をご紹介します。
- Docker Desktopのインストール
- n8nのインストール
- n8nの初期設定
1つずつ解説していくので見ながら進めてください。
- macOS 11(Big Sur)以降
- メモリ:最低4GB(推奨8GB以上)
- ストレージ:10GB以上の空き容量
- インターネット接続環境
手順➀:Docker Desktopのインストール
まず、Docker Desktopをインストールします。
1-1. Docker Desktopのダウンロード
Docker公式サイト(https://www.docker.com/products/docker-desktop/)にアクセスし、お使いのMacに応じたバージョンをダウンロードします。
- Intel Macの場合:「Mac with Intel chip」
- Apple Silicon Macの場合:「Mac with Apple chip」
1-2. インストーラーの実行
ダウンロードした「Docker.dmg」ファイルをダブルクリックして開きます。
表示されたウィンドウで、Dockerのアイコンを「Applications」フォルダにドラッグ&ドロップします。
1-3. Docker Desktopの起動
Applicationsフォルダから「Docker」を起動します。
初回起動時には、システムの権限確認が表示されるので、Macのパスワードを入力して「OK」をクリックします。
1-4. 利用規約への同意
Docker Desktopの利用規約が表示されるので、内容を確認して「Accept」をクリックします。
1-5. 初期設定の完了
Docker Desktopのセットアップが完了すると、メニューバーにDockerのアイコンが表示されます。アイコンが緑色になれば、Dockerが正常に動作している状態です。
ここに注意 初回起動時には、Dockerエンジンの起動に数分かかることがあります。メニューバーのDockerアイコンが緑色になるまで待ってから次のステップに進んでください。
手順②:ターミナルを使ったn8nのインストール
Docker Desktopの準備ができたら、ターミナルを使ってn8nをインストールします。
2-1. ターミナルの起動
以下のいずれかの方法でターミナルを起動します。
- Spotlightで「ターミナル」と検索して起動
- Finderから「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開く
- CommandキーとSpaceキーを同時に押して「terminal」と入力
2-2. n8nのDockerコンテナを起動
ターミナルに以下のコマンドをコピーして貼り付け、Enterキーを押して実行します。
docker run -it --rm --name n8n -p 5678:5678 -v n8n_data:/home/node/.n8n n8nio/n8n
このコマンドの各オプションの意味は以下の通りです。
docker run: Dockerコンテナを実行するコマンド-it: インタラクティブモード(ターミナルで操作可能な状態)で実行--rm: コンテナ停止時に自動的にコンテナを削除--name n8n: コンテナに「n8n」という識別名をつける-p 5678:5678: ローカルのポート5678をコンテナのポート5678に接続-v n8n_data:/home/node/.n8n: データを永続化するためのボリューム設定n8nio/n8n: 使用するDockerイメージの名前
2-3. Dockerイメージのダウンロード待機
初めて実行する場合、n8nのDockerイメージが自動的にダウンロードされます。インターネット速度にもよりますが、通常は2〜5分程度で完了します。
ターミナルに以下のようなダウンロード進行状況が表示されます。
Unable to find image 'n8nio/n8n:latest' locally
latest: Pulling from n8nio/n8n
[ダウンロードの進行状況が表示されます]
2-4. 起動完了の確認
ダウンロードと起動が完了すると、ターミナルに以下のようなメッセージが表示されます。
Editor is now accessible via:
http://localhost:5678/
Press "o" to open in Browser.
このメッセージが表示されたら、n8nの起動は成功です。
2-5. ブラウザでn8nにアクセス
Safariや Chrome、Firefoxなどのブラウザを開き、アドレスバーに以下のURLを入力します。
http://localhost:5678
または、ターミナル上で「o」キーを押すと、自動的にブラウザが開いてn8nのページが表示されます。
手順③:n8nの初期設定
初めてn8nにアクセスすると、ウェルカム画面が表示されます。
3-1. 言語設定の確認
n8nのインターフェースは英語がデフォルトですが、日本語化も可能です(ただし、一部機能は英語表示のまま)。初期設定では英語のまま進めることをおすすめします。
3-2. 管理者アカウントの作成
アカウント作成画面で以下の情報を入力します。
- Email: ログインに使用するメールアドレス(実在するものでなくても構いません)
- First name: 名前
- Last name: 苗字(省略可)
- Password: 8文字以上の安全なパスワード
すべて入力したら「Create account」ボタンをクリックします。
3-3. プロフィール設定(オプション)
次の画面でプロフィール情報の入力を求められる場合があります。これはオプションなので、「Skip」をクリックして次に進んでも問題ありません。
3-4. 初期ワークフローの選択
n8nでは、テンプレートとなるワークフローを選択できます。まずは「Start from scratch」を選択して、空白のワークフローから始めることをおすすめします。
ここに注意 作成した管理者アカウントの情報(特にパスワード)は、必ず安全な場所に保管してください。パスワード管理アプリの使用を強く推奨します。
n8nを常時起動させる設定
上記の基本的な起動方法では、ターミナルを閉じるとn8nも停止してしまいます。n8nを常時起動させたい場合は、以下のコマンドを使用します。
バックグラウンドでの常時起動
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
docker run -d --restart unless-stopped --name n8n -p 5678:5678 -v n8n_data:/home/node/.n8n n8nio/n8n
変更点は以下の通りです。
-d: デタッチモード(バックグラウンド実行)--restart unless-stopped: Mac再起動時に自動的にn8nも起動
この設定により、ターミナルを閉じてもn8nは動き続けます。
n8nの起動・停止・再起動の操作
n8nを停止する
docker stop n8n
n8nを再起動する
docker start n8n
n8nのステータスを確認する
docker ps -a
このコマンドで、n8nコンテナの状態(起動中か停止中か)を確認できます。
n8nのログを確認する
問題が発生した場合、以下のコマンドでログを確認できます。
docker logs n8n
Apple Silicon Mac(M1/M2/M3)での注意点
Apple Silicon Macでは、一部のDockerイメージがIntel Mac用に作られているため、互換性の問題が発生する場合があります。しかし、n8nは正式にApple Siliconに対応しているため、通常は問題なく動作します。
もし何らかの互換性エラーが発生した場合は、以下のコマンドで明示的にプラットフォームを指定して起動してください。
docker run -d --restart unless-stopped --platform linux/amd64 --name n8n -p 5678:5678 -v n8n_data:/home/node/.n8n n8nio/n8n
--platform linux/amd64オプションにより、Rosetta 2を通じてIntel用のイメージが実行されます。
トラブルシューティング:Macでよくある問題
問題1:「Cannot connect to the Docker daemon」エラー
原因: Docker Desktopが起動していない、または正しく動作していない
解決方法:
- Docker Desktopを起動します
- メニューバーのDockerアイコンが緑色になるまで待ちます
- 緑色になったら、再度コマンドを実行します
問題2:ポート5678が既に使用中というエラー
原因: 他のアプリケーションまたは既存のn8nコンテナがポート5678を使用している
解決方法: 既存のコンテナを停止するか、別のポートを使用します。
既存のコンテナを停止する場合:
docker stop n8n
docker rm n8n
別のポート(例:8080)を使用する場合:
docker run -d --restart unless-stopped --name n8n -p 8080:5678 -v n8n_data:/home/node/.n8n n8nio/n8n
この場合、ブラウザではhttp://localhost:8080でアクセスします。
問題3:データが保存されない
原因: ボリューム設定が正しく機能していない
解決方法: 明示的にホームディレクトリ内にデータフォルダを作成して、そこをマウントします。
mkdir -p ~/.n8n
docker run -d --restart unless-stopped --name n8n -p 5678:5678 -v ~/.n8n:/home/node/.n8n n8nio/n8n
問題4:ブラウザでn8nにアクセスできない
原因: ファイアウォール設定またはネットワーク設定の問題
解決方法:
- ターミナルで
docker psを実行し、n8nコンテナが実行中か確認 - Macのファイアウォール設定を確認(システム環境設定 → セキュリティとプライバシー → ファイアウォール)
- 別のブラウザで試してみる
n8nのアップデート方法
n8nの新しいバージョンがリリースされた場合、以下の手順でアップデートできます。
ステップ1:既存のコンテナを停止・削除
docker stop n8n
docker rm n8n
ステップ2:最新のイメージを取得
docker pull n8nio/n8n
ステップ3:新しいコンテナを起動
docker run -d --restart unless-stopped --name n8n -p 5678:5678 -v n8n_data:/home/node/.n8n n8nio/n8n
データはボリューム(n8n_data)に保存されているため、アップデート後も既存のワークフローはそのまま利用できます。
n8nのインストールについてよくある質問


最後に、n8nのインストールについてよくある質問をご紹介していきます。
- Dockerを使わずにn8nをインストールできますか?
- インストール後n8nが起動しません。どうすればいいですか?
- n8nをインターネット経由で外部からアクセスできるようにするには?
- n8nのデータはどこに保存されますか?
- 複数のn8nインスタンスを同時に動かすことはできますか?
- n8nをアンインストールするにはどうすればいいですか?
- n8nのセキュリティは大丈夫ですか?
- n8nの実行にはどれくらいのリソースが必要ですか?
- n8nは商用利用できますか?料金はかかりますか?
- n8nで作成したワークフローは他の人と共有できますか?
1つずつ回答していきます。
質問➀:Dockerを使わずにn8nをインストールできますか?
回答: はい、可能です。Node.jsを使った直接インストールやnpmでのインストール方法もあります。
ただし、以下の理由からDocker経由でのインストールを推奨します。
- 環境構築が簡単で失敗しにくい
- 依存関係の問題が発生しない
- アップデートやアンインストールが容易
- 複数のバージョンを同時に管理できる
npmでインストールする場合は、以下のコマンドを使用します。
npm install n8n -g
ただし、この方法ではNode.js(バージョン18以上)が事前にインストールされている必要があります。
質問②:インストール後n8nが起動しません。どうすればいいですか?
回答: 以下の項目を順番に確認してください。
1. Docker Desktopが起動しているか確認
- WindowsならタスクトレイのDockerアイコン
- MacならメニューバーのDockerアイコンが緑色か確認
2. ポートが使用中でないか確認
ターミナルまたはコマンドプロンプトで以下を実行:
docker ps -a
既にn8nコンテナが存在する場合は、一度削除してから再度起動します。
docker stop n8n
docker rm n8n
3. Dockerログを確認
docker logs n8n
このコマンドでエラーメッセージを確認し、問題を特定します。
4. システムの再起動
上記で解決しない場合、パソコンを再起動してから再度試してみてください。
質問③:n8nをインターネット経由で外部からアクセスできるようにするには?
回答: ローカルホストでの運用では、同じネットワーク内のデバイスからしかアクセスできません。外部からアクセスできるようにするには、以下の方法があります。
方法1:ngrokを使う(最も簡単)
ngrokは、ローカル環境を一時的に外部公開できるツールです。
- ngrokをインストール(https://ngrok.com/)
- 以下のコマンドを実行:
ngrok http 5678
- 表示されたURLでn8nにアクセス可能になります
注意: ngrokの無料版では、URLが毎回変わります。また、セキュリティ面での注意が必要です。
方法2:クラウドサーバーにデプロイ
本格的な運用には、AWS、GCP、Azure、DigitalOceanなどのクラウドサーバーにn8nをデプロイする方法があります。
この方法では、以下の設定が必要です。
- ドメイン名の取得
- SSL証明書の設定
- ファイアウォールの設定
- 認証の強化
詳細な手順は、n8n公式ドキュメントの「Self-hosting」セクションを参照してください。
方法3:n8n.cloudを利用
最も簡単な方法は、n8nの公式クラウドサービス「n8n.cloud」を利用することです。インフラ管理が不要で、すぐに使い始められます。
質問④:n8nのデータはどこに保存されますか?
回答: Dockerでインストールした場合、データは以下の場所に保存されます。
Windowsの場合
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Docker\wsl\data\
Macの場合
~/Library/Containers/com.docker.docker/Data/vms/
ただし、直接このフォルダにアクセスする必要はありません。Dockerのボリューム機能により、データは自動的に管理されます。
ワークフローをエクスポートしてバックアップを取りたい場合は、n8nのUI上から「Settings」→「Export」で全ワークフローをJSON形式でダウンロードできます。
質問⑤:複数のn8nインスタンスを同時に動かすことはできますか?
回答: はい、可能です。異なるポート番号と異なるコンテナ名を使用すれば、複数のn8nインスタンスを同時に実行できます。
例:2つ目のn8nインスタンスを起動
docker run -d --restart unless-stopped --name n8n-test -p 5679:5678 -v n8n_data_test:/home/node/.n8n n8nio/n8n
この場合、2つ目のインスタンスはhttp://localhost:5679でアクセスできます。
用途の例:
- 本番環境とテスト環境の分離
- 異なるプロジェクトごとにn8nを分ける
- バージョン違いのn8nを同時に検証
質問⑥:n8nをアンインストールするにはどうすればいいですか?
以下の手順でn8nとそのデータを完全に削除できます。
ステップ1:コンテナの停止と削除
docker stop n8n
docker rm n8n
ステップ2:Dockerイメージの削除
docker rmi n8nio/n8n
ステップ3:データボリュームの削除
docker volume rm n8n_data
ステップ4:Docker Desktopのアンインストール(オプション)
Docker自体も不要な場合は、通常のアプリケーションと同様にアンインストールします。
- Windows:コントロールパネル → プログラムのアンインストール
- Mac:ApplicationsフォルダからDockerをゴミ箱へ
ここに注意 データボリュームを削除すると、作成したワークフローも完全に削除されます。必要なワークフローは事前にエクスポートしておいてください。
質問⑦:n8nのセキュリティは大丈夫ですか?
ローカル環境での使用であれば、基本的に安全です。
ただし、以下の点に注意してください。
ローカル環境(localhost)での使用
- 同じパソコンからのみアクセス可能なので、比較的安全
- それでも、強力なパスワードを設定することを推奨
外部公開する場合
- 必ずHTTPS(SSL/TLS)を設定
- 強力なパスワードの使用
- 二要素認証の有効化(n8n.cloudの場合)
- ファイアウォールで不要なポートを閉じる
- 定期的なアップデート
認証情報の管理
- n8nで使用するAPI キーやパスワードは暗号化されて保存されます
- ただし、バックアップファイルには暗号化されていない状態で含まれるため、取り扱いに注意
質問⑧:n8nの実行にはどれくらいのリソースが必要ですか?
n8nの必要リソースは、使用するワークフローの複雑さによって変わります。
最小構成
- メモリ:2GB
- CPU:1コア
- ストレージ:5GB
推奨構成(一般的な使用)
- メモリ:4GB以上
- CPU:2コア以上
- ストレージ:10GB以上
ヘビーユーザー向け
- メモリ:8GB以上
- CPU:4コア以上
- ストレージ:20GB以上
特に、以下のような場合はより多くのリソースが必要です。
- 多数のワークフローを同時に実行
- 大量のデータ処理
- 画像や動画の処理
- 機械学習モデルの実行
質問⑨:n8nは商用利用できますか?料金はかかりますか?
n8nの商用利用は可能で、ライセンス形態によって異なります。
オープンソース版(セルフホスト)
- Apache 2.0ライセンス
- 個人・商用問わず無料で利用可能
- 自社サーバーで運用する場合、n8nのライセンス料金は不要
- ただし、サーバー維持費は別途必要
n8n.cloud(クラウド版)
- 月額制のサブスクリプション
- 2025年現在の料金体系:
- Starter: 無料(機能制限あり)
- Pro: 月額20ドルから(実行回数に応じて変動)
- Enterprise: カスタム価格
エンタープライズ版
- 大規模企業向けのカスタムプラン
- 専任サポート、SLA保証、高度なセキュリティ機能
- 価格は要問い合わせ
セルフホストで運用すれば、n8n自体の費用は無料ですが、クラウドサーバー代や保守管理の工数は考慮する必要があります。
質問⑩:n8nで作成したワークフローは他の人と共有できますか?
はい、n8nのワークフローは簡単に共有できます。
方法1:JSON形式でエクスポート
- ワークフローを開く
- 右上のメニューから「Download」を選択
- JSON形式でダウンロード
- 他の人に送付
受け取った人は、「Import from File」で読み込むだけです。
方法2:n8nテンプレートとして公開
n8n公式のワークフローテンプレートサイト(https://n8n.io/workflows/)に公開することも可能です。コミュニティに貢献でき、他のユーザーに使ってもらえます。
方法3:GitHubで管理
チーム開発の場合、ワークフローのJSONファイルをGitHubで管理する方法もあります。バージョン管理と共有が同時にできて便利です。
ここに注意 ワークフローを共有する際は、API キーやパスワードなどの認証情報が含まれていないか必ず確認してください。n8nは自動的に認証情報を除外しますが、念のため確認することをおすすめします。
まとめ:


今回は、「【初心者向け】n8nを無料で使うためのインストール方法を徹底解説」といった内容を解説しました。
もう一度おさらいをすると、n8nのインストール方法は以下になります。
- Docker Desktopのインストール
- n8nのインストール
- n8nの初期設定
- Docker Desktopのインストール
- n8nのインストール
- n8nの初期設定
n8nは、業務効率化の強力な味方です。
最初は設定に少し時間がかかるかもしれませんが、一度ワークフローを構築してしまえば、その後は自動で処理してくれます。
この記事の手順に従えば、プログラミング経験がない方でも30分程度でn8nをインストールできます。
ぜひ、この機会にワークフロー自動化の世界に飛び込んでみてください。
n8nをインストールしたら下記の記事でGoogleを連携させましょう。










