
AI副業って確定申告は必要なのかな…。いくらから申告するんだろう。ChatGPTの有料プランやパソコンは経費になるのかも気になるし、会社にバレずに手続きする方法も知りたいな…。
といった悩みにお答えします。
本記事の内容
- AI副業で確定申告が必要になるライン
- AI副業で経費にできるもの一覧
- 確定申告の具体的な手順
- 確定申告の面倒な作業をAIでラクにする方法4つ
- 会社にバレずに確定申告する方法
- 白色申告と青色申告の違い
- 確定申告で手取りを増やすポイント
- AI副業の確定申告についてよくある質問
本記事の信頼性

この記事を書いている僕はブログ歴7年。「AIに仕事を奪われる!?」という危機感を抱いて、AIを必死に学びAIを使ったライター業務やブログなどの副業で月10万円を達成。現在はClaude Codeで業務効率化や会社の仕組みを作って、AIを活用した事業を行っています。この経験をもとに、AIに関する情報やノウハウを発信しています。
AI副業の確定申告は、会社員で年末調整を受けている人なら副業所得が年20万円を超えたときに必要になります(国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」)。
手順自体は、国税庁の無料ツールを使えば30分ほどで終わります。
この記事では「いくらから必要か」「何が経費になるか」「具体的な手順」に加えて、会社にバレない方法まで解説していきますね。
税金の話は面倒に感じますが、読み終わるころには確定申告への不安がなくなって、正しく節税しながらAI副業を続けられる状態になっているはずです。
僕も暗号資産ブログで月30万円を稼いでいた時期に、初めて確定申告を経験しました。最初は何も分からず調べ回りましたが、一度やってしまえば翌年からはコピペ感覚です。あのとき知りたかったことを、この記事にまとめておきますね。
AI副業で確定申告が必要になるライン

AI副業で確定申告が必要になるラインは、会社員の場合で副業所得が年20万円を超えたときです。
「20万円ルール」の正しい理解
会社員がAI副業で確定申告をする基準は、じつはシンプルなんですよね。
- 年間の副業所得が20万円以下 → 確定申告は不要(ただし住民税の申告は必要)
- 年間の副業所得が20万円超 → 確定申告が必要
ここで重要なのが、「所得」と「収入」の違いです。
- 収入:クライアントから受け取った総額
- 所得:収入 − 経費
たとえば年間の副業収入が30万円でも、経費が12万円なら所得は18万円になります。
20万円以下なので、この場合は確定申告が要りません。
ただし、この20万円ルールは会社員なら誰でも使えるわけではないんですよね。
- 給与を1か所から受けている
- その給与の全部が源泉徴収の対象になっている
- 給与の年間収入金額が2,000万円以下である
給与の年間収入金額が2,000万円を超える人は、副業所得が20万円以下でも確定申告が必要です。
給与を2か所以上から受けている場合は、年末調整されなかった給与収入と副業所得などの金額によって、確定申告が必要になる場合があります。
条件は国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」に一覧で載っているので、自分が当てはまるか一度見ておくと安心ですよ。
住民税の落とし穴
確定申告が不要でも、住民税の申告は別途必要です。
というのも、住民税には「20万円ルール」がないからなんですね。
副業で1円でも所得があれば、お住まいの市区町村に申告が必要になります。
ここを知らずに「確定申告しなくていいんでしょ?」と住民税まで未申告のまま放置してしまうケースが本当に多いので、気をつけてくださいね。
確定申告が必要な収入ライン
AI副業なら、月2万円以上をコンスタントに稼ぐようになった時点で意識し始めましょう。
| 月収の目安 | 年間所得 | 確定申告 |
|---|---|---|
| 月1万円以下 | 12万円以下 | 不要(住民税申告は必要) |
| 月2万円 | 約18〜24万円 | ボーダーライン |
| 月3万円以上 | 36万円以上 | 必要 |
20万円は「収入」ではなく「所得」で判定します。ここを勘違いすると、申告が必要なのに見落としてしまいますよ。
まだ副業を始めたばかりで20万円に届いていない方は、【完全初心者OK】AI副業の始め方5ステップ|月5万円を最短で稼ぐロードマップから取り組んでみてください。
雑所得と事業所得はどちらになるのか
AI副業の収入は、多くの場合「業務に係る雑所得」に区分されます。
というのも、原稿やデザインの報酬、著作権の使用料などは、事業所得または山林所得と認められるものを除いて雑所得に該当すると決められているからです(国税庁「法第35条《雑所得》関係 35-2」)。
ただし「副業だから必ず雑所得」というわけではありません。
| 項目 | 業務に係る雑所得 | 事業所得 |
|---|---|---|
| 青色申告 | 使えない | 使える |
| 赤字を給与と損益通算 | できない | できる |
| 判断の目安 | 帳簿書類の保存がなく規模も小さい | 継続的・反復的に営んでいて帳簿書類がある |
事業所得と認められるかどうかは、その活動を社会通念上「事業」と呼べる程度に行っているかどうかで判断されます。
そのうえで、取引を記録した帳簿書類を保存していない場合は、原則として業務に係る雑所得の扱いになると通達に明記されています(国税庁「No.1500 雑所得」)。
始めたばかりの副業なら雑所得で問題ないことがほとんどですが、規模が大きくなってきたら区分を確認しておきましょう。
僕は事業所得で申告していますが、これは開業届を出して本業として続けているからなんですよね。副業を始めたばかりの段階で無理に事業所得を名乗る必要はありません。どちらになるか迷ったときは、税務署の相談窓口で聞くのが確実ですよ。
基礎控除は令和7年分と令和8年分で続けて上がっている
会社員ではなく、給与をもらっていない人が確定申告をするかどうかの目安になるのが基礎控除です。
長らく一律48万円でしたが、令和7年分からは本人の合計所得金額に応じて変わります(国税庁「No.1199 基礎控除」)。
| 本人の合計所得金額 | 令和6年分以前 | 令和7年分 | 令和8年分 |
|---|---|---|---|
| 132万円以下 | 48万円 | 95万円 | 104万円 |
| 132万円超336万円以下 | 48万円 | 88万円 | 104万円 |
| 336万円超489万円以下 | 48万円 | 68万円 | 104万円 |
| 489万円超655万円以下 | 48万円 | 63万円 | 67万円 |
| 655万円超2,350万円以下 | 48万円 | 58万円 | 62万円 |
「副業だけで生活していて48万円を超えたら申告」と書いてある情報は、令和6年分以前の話なので気をつけてくださいね。
令和8年分の金額は令和8年12月1日に施行され、国税庁 令和8年度税制改正Q&Aによると令和8年分以後の所得税に適用されます。
令和10年分以後はまた別の金額が定められているので、その年になったら国税庁のページで確かめてくださいね。
AI副業で経費にできるもの一覧

経費を正しく計上すれば、納める税金を減らせます。
AI副業で認められる主な経費を見ていきましょう。
経費にできるもの
| 項目 | 具体例 | 備考 |
|---|---|---|
| 通信費 | インターネット回線、スマホ代 | 副業に使った割合のみ(按分) |
| ツール代 | ChatGPT Plus、ドメイン代、サーバー代 | 副業に直接使用するもの |
| 書籍代 | AIや副業に関する書籍 | 学習目的で購入したもの |
| パソコン代 | 副業用に購入したPC | 10万円未満は一括経費、以上は減価償却 |
| 電気代 | 自宅の電気代 | 副業で使用した時間で按分 |
| 文房具代 | ノート、ペンなど | 少額だが積み重ねると大きい |
| セミナー参加費 | AI関連の勉強会 | 副業に関連するものに限る |
経費にできないもの
経費にできないものは以下になります。
- 私的な食事代(取材目的でない限り)
- 副業と関係ない書籍
- 家族旅行(取材目的と偽るのはNG)
原則、事業に関係ないものは経費にできないということを覚えておけばOKです。
按分(あんぶん)の考え方
自宅で副業をしている場合は、経費の一部を「按分」で計上します。
たとえばインターネット回線が月5,000円だとすると、こんな計算になります。
- 1日のうち副業に使う時間:2時間
- 全使用時間:8時間
- 按分率:25%
- 月額経費:5,000円 × 25% = 1,250円
按分率は、税務署に説明できる合理的な根拠があれば認められます。
作業時間を記録しておくと、根拠として説明しやすくなりますよ。
経費を1つ見落とすだけで、納税額はけっこう変わります。迷ったら「副業のために買ったか」で判断してくださいね。
パソコンの選び方は、AI副業のPCおすすめ7選|必要スペックと予算別の選び方にまとめています。
【実例】個人事業主の僕が計上している経費
参考までに、僕が実際に計上している経費も公開しますね。
僕は個人事業主で、自宅を仕事場にしてブログ運営とWebライターの仕事をしています。
| 経費の項目 | 勘定科目 | 計上の考え方 |
|---|---|---|
| 自宅の家賃 | 地代家賃 | 作業スペースの面積で按分 |
| 電気代 | 水道光熱費 | 仕事で使う時間で按分 |
| 水道代 | 水道光熱費 | 事業で使う分だけ低めに按分 |
| ネット回線・スマホ代 | 通信費 | 仕事で使う割合で按分 |
| AIツール代(Claude・ChatGPTなど) | 通信費 | 仕事用は全額、私用と兼用なら按分 |
| ブログのサーバー代・ドメイン代 | 通信費 | ブログ運営用なので全額 |
| 打ち合わせの交通費 | 旅費交通費 | 仕事の移動分を全額 |
| PC・周辺デバイス | 消耗品費 | 10万円以上は減価償却か一括償却、兼用なら按分 |
自宅が仕事場なので、家賃や光熱費の一部まで経費に入れています。
会社員の副業でも、考え方は同じです。
ただし家賃や水道代は、副業の規模だと「事業で使っている実態」を説明しにくい経費です。副業のうちは通信費・ツール代・PC代あたりを確実に計上して、迷うものは税務署に確認してから入れましょう。
家賃まで按分できるのは、個人事業主として仕事している実態があるからです。副業の段階なら、まずは全額計上できるAIツール代やサーバー代からで大丈夫ですよ。
確定申告の具体的な手順

ここからは、確定申告の流れを5ステップで見ていきましょう。
ステップ①:収入と経費を整理する(1〜2月)
まずは1年分の収入と経費を集計します。
- 収入:クラウドワークスの報酬明細、振込記録
- 経費:レシート、クレジットカードの明細、サブスクの支払い記録
このとき、年末にまとめて集計するより、毎月記録しておくほうが圧倒的にラクです。
あなたのレシート、引き出しに溜まっていませんか?
月1回の記録なら、10分で終わりますよ。
ステップ②:必要書類を準備する
- 源泉徴収票(会社員の場合)
- 副業の収支内訳書
- マイナンバーカード(e-Taxの場合)
- 銀行口座の情報
ステップ③:確定申告書を作成する
おすすめは国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で、無料で使えるうえに画面の指示へ従って入力するだけで申告書が完成します。
AI副業の収入は、雑所得に該当する場合は「雑所得」の欄に入力します。
事業所得として申告する場合は入力する欄が変わるので、自分がどちらに当たるかを先に確認しておいてくださいね。
慣れれば30分ほどで作成が終わりますよ。
ステップ④:申告書を提出する(2/16〜3/15)
提出方法は3つあります。
- e-Tax(オンライン):マイナンバーカードがあれば自宅から提出できる(おすすめ)
- 郵送:印刷した申告書を税務署に郵送する
- 窓口提出:税務署の窓口に持参する
いちばんラクなのはe-Taxですね。
マイナンバーカードとスマホがあれば、ソファに座ったまま提出できます。
ステップ⑤:税金を納付する
追加で納める税金が発生した場合は、次の方法で納付します。
- 銀行振込
- コンビニ納付
- クレジットカード納付
- 口座振替
納付期限は3月15日です。遅れると延滞税がかかるので、提出と同時に納付まで済ませておくと安心ですよ。
確定申告は「年に1回の作業」です。面倒なのは最初の1回だけで、翌年からは前年のコピーでほぼ終わりますよ。
確定申告の面倒な作業をAIでラクにする方法4つ

AI副業をしているなら、確定申告の作業そのものにもAIを使いましょう。
普段の仕事で使っているClaudeやChatGPTが、そのまま税金まわりの相談相手になってくれます。
今日から真似できる活用法を、4つ紹介しますね。
①確定申告が必要かどうかをAIに聞く
「そもそも自分は申告が必要なのか」という最初の疑問こそ、AIに聞くのがいちばん早いです。
次のように、自分の状況を書いてそのまま質問してみてください。
あなたは日本の税金に詳しいアシスタントです。
以下の状況で、今年の確定申告が必要か教えてください。
・働き方:会社員(年末調整あり)
・副業の内容:AIライティングの受注
・今年の副業収入:35万円
・今年の副業の経費:12万円
「20万円ルール」と住民税の申告についても、わかりやすく説明してください。
収入と経費を伝えるだけで、所得の計算から20万円ルールの判定までまとめて整理してくれます。
「収入と所得の違いがピンとこない」という段階でも、対話しながら理解を深められるのが強みですね。
Claudeを使ったことがない方向けに、基本の操作はClaudeの使い方|初心者が今日から仕事で使える7つの活用術で解説しています。
②経費にできるかどうかをAIに分類してもらう
「これは経費になるの?」と1つずつ検索して調べるのは、正直しんどいですよね。
買ったもののリストを貼り付けて、まとめて分類してもらいましょう。
AI副業(ライティング受注とブログ運営)をしています。
以下の支出を「経費になる」「按分すれば経費になる」「経費にするのは難しい」の3つに分類して、それぞれの勘定科目も教えてください。
・ChatGPT Plusの月額料金
・ノートパソコン(12万円)
・インターネット回線の月額料金
・カフェで作業したときのコーヒー代
・友人との食事代
勘定科目まで出してもらえると、収支内訳書の記入がスムーズに進みます。
クレジットカードの明細を貼り付けて、経費の候補を拾い出してもらう使い方も便利ですよ。
③収支の計算シートをAIに作ってもらう
毎月の収入と経費の集計、手作業でやっていませんか?
AIに頼めば、自分専用の会計シートが数分で手に入ります。
副業の収支を管理するスプレッドシートを作りたいです。
以下の条件で、シートの構成と使う数式を教えてください。
・「日付・内容・収入・経費・勘定科目」を1行ずつ記録する
・月ごとの合計と、年間の収入合計・経費合計・所得(収入−経費)が自動で計算される
・勘定科目ごとの経費合計も集計される(収支内訳書に転記するため)
返ってきた指示どおりにシートを組めば、入力するだけで所得と勘定科目別の集計が出る「自作の会計ソフト」が完成します。
雑所得の申告に決まった帳簿の様式はないので、管理はこれでじゅうぶんです。
ただし前々年分の収入金額が300万円を超えている場合は、領収書などの現金預金取引等関係書類を保存しておく必要があります(国税庁「No.1500 雑所得」)。
④申告書づくりの「わからない」をAIで解消する
申告書は国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作りますが、ここはAIに代行させる場面ではなく、AIを隣に置いて進める場面です。
入力の途中で迷ったら、画面の項目名をそのまま質問してみてください。
たとえば「雑所得の業務とその他はどちらを選ぶのか」「売上金額は手数料が引かれる前の金額でいいのか」といった疑問に、その場で答えてくれます。
国税庁も公式チャットボット「ふたば」を用意していて、国税庁のチャットボット(ふたば)なら所得税の確定申告について24時間質問できるのも心強いところです。
AIの回答には、古い年度の税制が混ざることがあります。
最後の数字と判断だけは、国税庁の公式情報か税務署で確かめてくださいね。
AI副業の強みは、確定申告の疑問までいつものAIに聞けるところです。「調べてから悩む」が「聞いてから確かめる」に変わると、作業時間は一気に減りますよ。
会社にバレずに確定申告する方法

AI副業を会社に知られたくない方も多いはずです。
対策自体は、じつはとてもシンプルなんですよね。
住民税の「普通徴収」を選ぶ
確定申告書の「住民税の徴収方法」で、「自分で納付(普通徴収)」を選択します。
- 特別徴収:会社の給与から天引き → 住民税額が増えて会社にバレる
- 普通徴収:自分で納付 → 会社に通知されない
このチェックを1つ入れるだけで、会社にバレるリスクは大幅に減ります。
バレるケースと対策
| バレる原因 | 対策 |
|---|---|
| 住民税の増額 | 普通徴収を選択 |
| SNSでの発信 | 実名で副業を公開しない |
| 同僚への口外 | 副業のことは話さない |
| 副業禁止の就業規則 | 就業規則を事前に確認 |
ただし普通徴収を選んでも、自治体によっては会社に通知されるケースがゼロではありません。
心配な方は、お住まいの市区町村に「普通徴収で処理してもらえるか」を事前に確認しておきましょう。
チェック1つの入れ忘れで、住民税の通知から会社に伝わってしまいます。ここだけは絶対に見落とさないでくださいね。
会社バレの仕組みと対策は、AI副業はバレる?会社にバレない方法と注意点でさらに詳しく解説しています。
白色申告と青色申告の違い

白色申告と青色申告のどちらを選べるかは、AI副業の所得が雑所得と事業所得のどちらになるかで決まります。
| 項目 | 白色申告 | 青色申告 |
|---|---|---|
| 対象になる人 | 青色申告の承認を受けていない人 | 不動産所得・事業所得・山林所得があり承認を受けた人 |
| 事前の届出 | 要らない | 開業届と青色申告承認申請書が必要 |
| 帳簿 | 簡易な記帳でよい | 正規の簿記(一般には複式簿記) |
| 特別控除 | なし | 最高55万円(e-Taxか電子帳簿保存で最高65万円)/それ以外は最高10万円 |
雑所得のうちは青色申告を選べない
青色申告ができるのは、不動産所得・事業所得・山林所得のある人だけです(国税庁「No.2070 青色申告制度」)。
つまり、AI副業の収入を雑所得として申告している間は、そもそも青色申告という選択肢がありません。
雑所得で申告するなら事前の届出も要らず、収入と経費を集計して申告書に入力するだけで完了します。
「所得が◯万円を超えたら青色に切り替える」という基準を見かけることがありますが、金額で切り替わる制度ではないので気をつけてくださいね。
事業所得として認められたら青色申告を検討する
副業の規模が大きくなり、事業所得として申告する段階になったら、青色申告への切り替えを検討しましょう。
青色申告特別控除は、どこまで対応するかで金額が変わります(国税庁「No.2070 青色申告制度」)。
| 控除額 | 満たす必要がある条件 |
|---|---|
| 最高65万円 | 正規の簿記+期限内提出+e-Taxか電子帳簿保存 |
| 最高55万円 | 正規の簿記で記帳し、貸借対照表と損益計算書を添えて期限内に提出 |
| 最高10万円 | 上記に当てはまらない青色申告者 |
「青色にすれば必ず65万円」ではない点だけ押さえておきましょう。
手続きには「開業届」と「青色申告承認申請書」の提出が必要です。
提出期限は、青色申告をしたい年の3月15日までです(年の途中で開業した場合は開業から2ヶ月以内)。切り替えるつもりなら、期限だけは先に押さえておきましょう。
最初から青色を狙う必要はありません。まずは雑所得で1回申告してみて、事業として続く手応えが出てから切り替えを考えるので間に合いますよ。
確定申告で手取りを増やすポイント

知っておくだけで手取りが変わるポイントを、3つ紹介しますね。
ポイント①:領収書は必ず保管する
領収書や請求書などの書類は5年間、収入金額と必要経費を記載した法定帳簿は7年間の保存が必要です(国税庁「No.2080 白色申告者の記帳・帳簿等保存制度」)。
雑所得で申告する人も、前々年分の収入金額が300万円を超えていれば現金預金取引等関係書類を5年間残しておく必要があります(国税庁「No.1500 雑所得」)。
「領収書は一律で7年」と覚えている人が多いのですが、7年なのは帳簿のほうなんですよね。
- 紙のレシート → スマホで撮影してクラウドに保存
- デジタル明細 → PDFでダウンロードして保存
月末にまとめて記録する習慣をつけておくと、年末にバタバタしなくて済みますよ。
ポイント②:ふるさと納税を活用する
副業で所得が増えると、ふるさと納税の上限額も増えるんです。
たとえば本業の年収400万円に副業所得50万円が加わると、上限額が約1万円増えます。
そのぶん返礼品を多く受け取れるので、使わない手はありません。
注意点として、確定申告をする場合はワンストップ特例が使えません。寄付金控除は確定申告書のほうで申請してください。
ポイント③:会計ソフトの無料プランを使う
確定申告の作業をラクにしたいなら、会計ソフトの無料プランが便利です。
- freee:スマホアプリで経費入力、確定申告書の自動作成
- マネーフォワード:銀行口座と自動連携
とはいえ雑所得で申告するうちは収入と経費を集計するだけなので、国税庁の無料ツールでもじゅうぶん対応できます。
無理に有料ソフトを導入する必要はありませんよ。
経費を正しく計上するだけで、手取りは変わります。確定申告は「面倒な義務」ではなく「節税の入り口」だと思ってくださいね。
AI副業の確定申告についてよくある質問

最後に、AI副業の確定申告についてよくある質問にお答えしていきますね。
まとめ:AI副業の確定申告は「年に1回・30分」で終わる

今回は、AI副業の確定申告について必要なラインから手順まで解説しました。
最後に、ポイントを振り返っておきますね。
- 確定申告ライン:会社員(給与1か所・年末調整済み)は副業所得が年20万円超で必要(住民税は別途申告が必要)
- 経費と手順:ChatGPT代・パソコン代・通信費などを集計し、収支整理→書類準備→申告書作成→提出→納付の5ステップで進める
- 会社バレ防止:住民税の「普通徴収」を選択するだけ
- 申告方法:雑所得のうちは青色申告を選べない。事業所得として認められたら青色申告を検討
- AI活用:申告の要否判定・経費の分類・収支計算シートはAIに手伝わせるとラクになる
確定申告は、毎月の記録さえしておけば年末に慌てません。
今日から記録を始めてみてくださいね。
確定申告は怖くありません。毎月5分の記録さえあれば、年末の作業は早ければ30分ほどで終わりますよ。
本記事は筆者自身の確定申告の経験と、国税庁の公開情報をもとに作成しています。
税額や手続きは個々の状況によって変わるため、個別の判断については所轄の税務署または税理士にご確認ください。
最終確認日: 2026年9月10日
参照: 国税庁タックスアンサー(No.1900/No.1199/No.1500/No.2024/No.2070/No.2080/No.2100)、国税庁「令和8年度税制改正(所得税の基礎控除の引上げ等関係)Q&A(令和8年5月)」、所得税基本通達35-2、e-Tax(ID・パスワード方式)
